静岡高が今大会3度目のコールド勝ちで、富士市立を退けた。1番渋谷泰生内野手(3年)が、3安打1打点で打線をけん引。初回には、先頭でいきなりの左越え三塁打を放ち、続く打者の適時打で先制の生還。「1打席目から思い切ったスイングができ、流れを持って来られてよかった」と白い歯を見せた。

先発の高須大雅投手(3年)は、6回5安打無失点。直球がシュート回転し「納得がいくものではなかった」と振り返った。序盤から打線の援護を受けたが「富士市立は、(4回戦の)三島南戦で6点差を逆転した。安心はできなかった」。最後まで気を緩めず、相手に隙を見せなかった。

自身が磐田東中出身ということもあり、次戦の相手・磐田東高に対し「何かの縁を感じる」と話す。今年3月の練習試合(試合途中雨天コールド)では、途中登板して2回無失点。「スイングが強い打線だが、まっすぐ中心で攻める」と意気込んだ。