花咲徳栄の鈴木羚也投手(2年)が今大会初先発で完投し、8強入りを決めた。試合直前に先発起用を伝えられたが「起きた時から気持ちのスイッチを入れてきたので、緊張はしませんでした」。冷静にマウンドに上がり、ピンチでも落ち着いた投球で切り抜けた。

岩井隆監督(51)は「良い投球はしていたし、交代させるつもりは全くなかった。ピンチの場面で良い投球ができるか見たかった。合格点です」と、期待を込めての起用に応えた内容を評価した。

現在の最速は137キロ。鈴木は「今はまだ球速が足りず、直球主体の投球ができませんが、直球を磨いていき本格派投手になりたいです」と力を込めた。

準々決勝では川越東と対戦する。