昨夏の甲子園交流試合に「4番・左翼」で出場し、1安打を放った加藤学園の植田颯斗外野手(3年)が2日、東京6大学リーグで40回の優勝を誇る名門・明大の商学部にスポーツ推薦入試で合格した。

この日の午前中にオンライン上で合格を確認。「レベルはもちろん、選手たちの意識も高い。頑張りたい」と決意を新たにした。

加藤学園野球部から初の東京6大学リーグ選手となる。高校通算27本塁打。高校入学後から主力を担った右の強打者で、2年時には同校初の甲子園出場に貢献した。11月上旬からは、週末に大学の練習に参加。主将の村松開人内野手(3年=静岡高出)の動きにくぎ付けになった。「プレーでチームを引っ張る姿が印象に残った。見習いたい」と植田。全国から優れた選手が集まる伝統校で、さらなる成長を目指す。

部活動引退後は、地元・山梨県内のトレーニングジムに通い始めた。肉体改造に励み、体重は夏から2キロ増えて78キロに。まずは、力強さを増した打撃でベンチ入りへアピールする。「持ち味は勝負強さ。得点圏で走者をかえす打撃に磨きをかけたい」と力を込めた。【古地真隆】