第94回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園)に初出場するクラーク国際を応援するチアダンス部「レイヴス」の、札幌白石キャンパスのメンバー、早坂まりな、浜香凜(ともに2年)が15日、札幌市内の同キャンパスでの練習を公開した。

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昨年11月から、甲子園で戦う野球を応援するために、通信制高校らしくオンラインで全国のキャンパスをつないで練習してきた。札幌から参加する早坂、浜の2人は、結成当初から練習に参加し、技を磨いてきた。

早坂は、もともとヒップホップダンスをやっていた。「秋の全道大会優勝がきっかけ。パソコン上で練習するのは大変でしたが、画像を見ておぼえるだけでなく、先生に直接見てもらえますし、直接質問もできますので、すごくいいなと思いました。最初は苦労しましたが、だんだんだんだんできるようになってきて、面白いな、楽しいなという気持ちで。バレエの基礎的なレッスンもするんですけど、初めての経験で、なかなか爪先立ちとかで転んじゃったりとかもしたんですけど、でもできるようになったときに、楽しいなと思った」と感想を口にした。

浜はダンス未経験だが、練習をこなすうちに、より面白さを感じ、甲子園での本番に受け、気持ちを高ぶらせている。「最初は苦戦しました。鹿児島から北海道まで全国をzoomでつないで週1回2時間ぐらい練習をしています。回を重ねるにつれて、あ、今日もまたあのキャンパスのいつもの人がいるなとかわかってきました。タイムラグがあったりはするんですけど、そこもなんとかやっています。今までの生活で甲子園とは縁がなかったので、この学校にいられて、貴重な経験ができて、すごく光栄」と話した。

野球部の白取太郎主将(2年)は「みなさんの期待に応えられるように頑張りたい。甲子園でチームとして元気な姿を見せられたら」。佐々木啓司監督(66)は「当日は(チアダンスのメンバーが)30人ぐらい集まると聞いている。コロナ禍で制限がある中、それだけの人数が集まってくれるのはうれしいこと。本当に力になる」と感謝した。クラーク国際は開幕日の18日第3試合で、九州国際大付(福岡)と対戦する。