【第3試合(午後2時)広島商(広島)-大阪桐蔭(大阪)】
優勝候補筆頭の大阪桐蔭が今大会2戦目で広島商と戦う。31日の決勝まで進む場合、8日間で5試合を戦う過密日程。投手は1週間500球以内の球数制限をにらみながら起用していくことになる。初戦の24日鳴門(徳島)戦は背番号10の川原嗣貴投手(3年)が9回108球完投だった。西谷浩一監督(52)は「次の試合のことしか考えられないのが高校野球のトーナメント」と気を引き締める。あくまで最善策で一戦必勝を期す。今大会屈指の左腕、前田悠伍投手(2年)や背番号1の別所孝亮投手(3年)も控えており、誰が先発するかも注目だ。
24日は手堅い攻撃も光った。1点差に詰め寄られた8回はスクイズで追加点を奪い、貴重な1点になった。西谷監督は「柔道で言えば、一本勝ちはできない。寝技に持ち込んで勝とうと」と説明した。泥臭く攻め、手堅く守り、しぶとい鳴門を振り切った。西谷監督は勝てば甲子園通算58勝目で、歴代2位のPL学園・中村順司監督に並ぶ。タレント軍団が記念星を引き寄せられるか、節目の戦いになる。
一方の広島商は23日の丹生(福井)戦で16安打と打線が機能し、1916年大会の19点を106年ぶりに更新する22得点を挙げた。春夏通算7度甲子園優勝の古豪が、平成以降、権勢を誇る大阪桐蔭に立ち向かう。

