前橋育英が3年ぶり9度目の優勝を果たした。

先発の最速140キロ右腕・生方碧莞(うぶかた・あい)投手(3年)が、9回を170球完投勝利。4安打11奪三振で、2回のソロによる1失点に抑えた。「9回を投げきろうと思っていました。三振を狙わず、野手を信じて打たせて取る投球を心掛けたことが良かったです」と、低めの投球を意識。公式戦初完投を喜んだ。

170投の力投の背景に、周囲が一目置く高い身体能力がある。荒井直樹監督(57)が「チーム一です。スクワットは300キロぐらいあげちゃう。スタミナがありますね」と笑顔で話すと、この日3安打を放った小田島泰成内野手(2年)は「中長距離はすごいです。冬の期間にシャトルランをやるんですけど、生方さんは速い」と目を丸くする。生方は身長180センチ、体重87キロ。「150キロ目指して頑張りたいです」と、大台を目標としている。

この日は直球のほか、3球種を投げ分けた。中でもこの春から投げ始めた新球種に手応えを感じている。生方は「ツーシームをコースに投げ分けられたことが良かったです。昨秋に1つ球種が欲しくて、その中でも握る系の球が有効になるなと。今では自分の武器になっています」と力を込めた。

同校は21日開幕の関東大会(栃木)に出場。初戦は同日14時から、宇都宮清原で佐野日大(栃木2位)と対戦する。