第104回全国高校野球選手権東・西東京大会の開会式で、明星・船山実花マネジャー(3年)と日大二・菅野こころマネジャー(3年)が司会を担当した。

落ち着いた進行で、夏の幕開けを支えた。

2人はこの日へ向け、発声練習をしたり、選手名が聞き取りやすいようにイントネーションを工夫したりと、練習を重ねてきた。お互いに顔を合わせて予行演習をしたのは2回だけだったが、船山さんは「各自で練習して、2人で会う日に間に合わせるように頑張った」と、陰の努力を明かした。菅野さんは神宮のグラウンドに立ち、「球児はすごいところでプレーしているんだと、あらためて感じた」と笑顔で振り返った。

ともに野球部のマネジャーとして、球児の努力を、ずっと近くで見守ってきた。「最後なので悔いのないようにしてほしい」。2人は声をそろえて、うなずいた。司会を務め切った次は、球児の全力プレーをマネジャーの立場から支える。