日大豊山が5回コールドで青山学院に勝利し、初戦を突破した。

神宮での開幕戦で、福島直也監督(36)は「こういう(コロナの)情勢で、ここまで来られたんだなというのが、感慨深かった。おかげさまで、という気持ちになりました」と笑顔で話した。

0-0で迎えた2回に打線がつながり、打者一巡の猛攻で一挙10点を奪った。無死満塁で、山崎羽生斗(はうと)内野手(3年)が先制の右犠飛を放った。さらに1死二、三塁で、布施蒼生(あおい)投手(3年)がフルカウントからカーブを引きつけて右前に運び2点を追加。流れを呼び込んだ。

先発した背番号1の布施は、最速138キロの直球にキレがあり3回を無安打無失点。3人の継投で5回を無安打に抑えた。「まずは1勝できてうれしいです。初めての神宮はきれいだった。楽しかったです」と振り返った。

ベンチでは「楽しもう」とチームで声をかけ合い、戦略も監督と話し合って決めた。

00年以来2度目の甲子園出場へ、好スタートを切った。

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