正則のエース高橋勇紀投手(3年)にとって、最初で最後の夏が終わった。

3者凡退は1回だけ。走者を背負いながらの苦しい投球が続いたが、9回を被安打13の7失点(自責5)で、1人で投げ抜いた。

中学までは野球をしていたが、高校では部活動には参加しなかった。それが、昨年の野球部の戦いを見て入部を決意。岸本淳監督(44)は「1年しか野球をやっていませんが、秋からチームの中心になってくれた。バッテリーでチームをつくってくれた」と感謝していた。