第1シード大島のプロ注目で最速146キロ左腕、大野稼頭央投手(3年)が、5安打完封。12奪三振の快投で8強に導いた。

春夏通算25度の甲子園出場を誇る難敵相手に「ここからどの試合も厳しい試合になると思い、1つギアを上げた。初回からフル回転で行けるよう集中して入った」と気合。1回から回をまたぎ、5者連続三振を奪うなどエンジン全開だった。

この日最大のピンチも気合十分だった。4回2死満塁。集中を切らさず、相手6番打者を空振り三振に打ち取り、左手で渾身(こんしん)のガッツポーズも飛び出した。

9回もパワー衰えず3者連続三振締め。「低く強く投げることを意識した」という156球の快投で貢献した。

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