昨夏8強の淑徳は、初回に5点を奪い初戦を突破した。

初回無死一、三塁で宮岡陽希捕手(3年)が適時左前打を放ち1点を先制。先頭からいきなり3連打。四球も絡み、5者連続出塁で攻め込んだ。中倉祐一監督(44)は「初戦の初回が大事だと思っていた。神宮で気持ちがフワフワすると思ったので『思いきりスイングしてこい』と伝えていた」と振り返った。

先発したエースの清水悠貴投手(3年)は、雨の日のために積み重ねてきた練習がつながった。7回2/3を被安打8の3奪三振で4失点。

春の都大会1回戦の江戸川戦は雨があがった後の試合。ぬかるんだマウンドに合わせられず、立ち上がりに失点をして10-3で敗れた。そこから「多少の雨なら、投げないといけない」とあえて雨の日にブルペンに入り20~30球投げていた。変化球の握りを変えたり、踏み出す足の幅を小さくするなど工夫。「試行錯誤してきました。コントロールも悪くならないで、ストライク先行でいけました」と笑顔で話した。

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