東山の「二刀流」好プレーヤーが躍動した。最速146キロ右腕で、高校通算21本塁打の橋本翔太投手(3年)が存在感を示したのは2点リードの3回だ。無死一、二塁で内角速球を引っ張り、痛烈な打球で左翼線に適時二塁打を放った。

5回1死一塁でも左翼線二塁打で好機拡大。6回コールド勝ちに貢献した。

「甘い球が来るのは早いカウント。初球から打っていけた」。この日、登板機会はなかったが、投打でプロ注目だ。

尾迫大樹監督(44)も「体が強く、バットを振れます。強い打撃をできる」と信頼する。夏初戦を快勝し、甲子園出場に向けて勢いをつけた。