今春優勝の関東第一は、3本塁打が飛び出すなど危なげなく初戦を5回コールドで突破した。

1-0で迎えた初回無死三塁、プロ注目の井坪陽生外野手(3年)が、今夏初打席でいきなり持ち味を発揮。カウント2-1からの4球目、チェンジアップをしっかりとらえ、左翼スタンド上段への2ランを放った。4球団のスカウトが視察をする前で、力強いスイング。高校通算31本塁打で、神宮では初のアーチ。「初戦の1打席目で、ああいう打撃ができたのはよかった。気分はいいです」と笑顔だった。

先発のエース成井颯投手(3年)は、雨の中の登板となったが完璧な内容。3回まですべて3者凡退・無安打無失点に抑えた。「腕が振れていて、コーナーに投げることができた。丁寧に投げました」と話した。

米沢貴光監督(46)は初戦を迎えるにあたり、選手たちに第1シードで初戦敗退をした経験などを伝えていた。「万全を期して、相手ではなく自分たちの野球をやれるかどうか。エース成井でいくとずっと前から決めていた。いい入りをしてくれました」と話した。

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