継続試合が、試合時間20分で再び継続試合となった。

13日に江戸川球場で行われ、4回途中で継続試合となった成城-紅葉川戦は14日雨天中止、15日雨天中止。この日、午後4時20分から始まり、4回裏に紅葉川が敵失で1点を追加。スコアは1-4となった。

しかし、6回裏の紅葉川の攻撃中、無死一、二塁の場面で再び雨が強くなり、午後4時40分に中断。時折、雨脚は弱まったが内野の土のグラウンドは一面に水たまりができた。30分後の午後5時10分、グラウンドに姿を現した球審が「再継続試合とします」と告げると、スタンドからは「え~」という声が上がった。

試合を開始した13日からこの日で4日目。成城の金木一弘監督(51)は、再継続試合決定後、ロッカールームでミーティングを行った。「考え方を変えて、いい方に考えよう」と選手に伝えた。15日は練習をオフにし、心身共に休めて臨んでいた。「落ち着かないところはあるが、しょうがない。東京で初の継続試合なので、いい経験をさせてもらっている」と話した。

紅葉川は、学校が江戸川球場から自転車で5分の距離にある。普段から練習試合でもよく借りる球場で“地の利”もある。高橋勇士監督(41)は「ウチは学校が近いですが、成城さんは遠いので大変だと思う」。4回に1点を追加し、再継続試合が始まる場面もチャンスから。「きれいなヒットではなくていいので、食らいついて得点に結びつけば」と話した。

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