昨夏8強の盛岡中央が花巻南を4-0で破り、2年連続で16強入りを決めた。雨天順延が続き、当初予定から4日遅れでの一戦。プロ注目の斎藤響介投手(3年)は、6球団11人のスカウトの前で自己最速を2キロ更新する152キロをたたき出すなど、1安打完封で勝利へ導いた。

今年の岩手NO・1投手が好投した。2回に151キロを計測すると、3回無死、ボールとなったものの先頭への5球目に152キロをマーク。その後も140キロ台後半の直球を軸に相手打線を手玉に取った。死球を起点に二塁に走者を許した場面もあったが、1安打無失点で試合を締めた。「夏の大会で9回まで投げ切れたことがうれしい」と斎藤。自己最速更新については「抑える気持ちで思い切り行けたのが良かった」と話した。

斎藤は12日の1回戦・江南義塾盛岡戦で3回を完全投球し、5回コールド発進に貢献した。打者9人から8三振を奪い、これまでの自己最速149キロを1キロ更新し、大台の150キロに乗せていた。

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