銚子商が投打にかみ合い、7回コールドで千葉商を破り5回戦進出を決めた。

先発の関根大翔外野手(3年)が5回2/3を投げ4安打1失点に抑えると、6回途中からは、エース・飯島聖矢投手(3年)が救援のマウンドへ。「投げさせてくれ。自分に任せろ、と思っていました」と待ち望んだマウンド。キレのある直球をコーナーに投げ分け、1回1/3を無安打無失点。「強い気持ちで投げました」とエースらしく堂々と投げきった。

打撃陣も奮起した。10安打10得点と、黒潮打線をほうふつとさせる攻撃力で圧倒。飯島は「みんな勢いに乗ってきた。投手も楽になるのでありがたいです」と感謝した。

74年夏に日本一に輝き、春夏通じて県内最多20度の甲子園出場を誇る古豪も、05年を最後に聖地から遠ざかる。今春は12年ぶりに関東大会に出場し、地元の期待も高まっている。