春の東京大会覇者、関東第一が順当に4回戦を突破した。初戦に続く2試合連続の5回コールド勝ちで、甲子園出場経験を持つ日大豊山を寄せ付けなかった。

初回からいきなり打線が爆発。打者11人を送って7安打し、6点を奪って流れを呼び込んだ。3回には4番の増尾己波三塁手(3年)が2試合連続となる2ラン本塁打を放ち、勝負を決定づけた。増尾は「ホームランは興味ないです。ヒットでつなげれば」という。通算本塁打も「20本ぐらい」と覚えていない。公式戦3本目、神宮では2本目となった。

米沢貴光監督(46)は「相手はいい投手なので1回はあえて強引に行った。手堅く攻めたら、ああはならなかった。選手がしっかり準備して、こたえてくれた」と振り返った。これでベスト16。「組み合わせを見ると決して楽ではない。1つ1つ戦っていきたい」。1戦必勝の積み重ねを強調していた。