先発山田悠希(3年)が6回1死までに散発3安打の11奪三振の快投を見せた。試合後の山田は「ストレートと変化球のコンビネーションが良かったです」と、恥ずかしそうに話した。春先から10キロも球速が上がり、この試合でも141キロをマークするなど、キレのあるストレートで三振を奪った。

この山田の快投に吉田洸二監督(53)は非常に満足そう。「大会入ってすぐに、山田が『絶好調です』と言っていたのでその言葉を信じました。(エースの)榎谷につなげる考えでしたが、故障明けの川口(龍己)もこれで使えるめどが立ちました。榎谷を使わなかったのも大きいですし、川口にめどがたったのも収穫です」と、口調も滑らかだった。

また、先制ソロを放った進藤天内野手(2年)は「相手の平井君のボールが速かったので反発もあってライトスタンドまで飛んだと思います。外角のボールを強く打つ練習をしてきたので、入って良かったです」と、笑顔だった。