第3シードの帝京が、7回コールドで4強入りを決めた。強力打線がつながり、9安打で7点を奪った。

昨秋から指揮をとる金田優哉監督(36)は「ベスト8、ベスト4が目標ではないので、次は見ないで一戦必勝です。準決勝の二松学舎大付戦へ、しっかり対策をして臨みたい。今までやってきたことを出せれば」と話した。

4-0で迎えた3回1死満塁で、7番の稲垣渉外野手(2年)が2球目の甘く入った143キロの直球を右翼スタンドへ運ぶ満塁弾。高校通算11号で、公式戦では初本塁打がグランドスラムとなり「打った瞬間、いったと思った。直球で勝負してくると思ったので、直球を狙っていました」と話した。

今大会チーム通算4本目の本塁打で、初戦から4試合連続でコールド勝ち。稲垣は「1戦ごとに打線の状態は上がっていると思う」と手応えアリ。

2試合連続で先発を任された1年生右腕の西崎桔平投手が、4回まで無安打の好投。テンポのいい投球で5回を被安打2の3奪三振だった。3投手の継投で、0封リレー。金田監督は「西崎は落ち着いていた。試合をつくってくれると思っていた」と評価した。

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