近江が4大会連続16度目の夏の甲子園出場を決めた。今春のセンバツでは開幕直前の代替出場ながら準優勝。悲願の滋賀県勢初の甲子園制覇に挑戦する。

先発した山田陽翔投手(3年)が1失点で完投した。終盤も最速145キロを記録するなど12奪三振。気合のこもった投球だった。最後の打者を空振り三振にとると、両手を突き上げ、捕手の大橋大翔(3年)と抱き合った。

プロ注目右腕は昨夏の甲子園で4強に導き、今春も準優勝。「地元滋賀で日本一」を掲げる逸材が、ラスト甲子園に乗り込む。

打線は2回、山田とバッテリーを組む大橋が先制の右前打。8番打者は4回にも左越えにソロを放ち、エースを援護した。

春夏通じて初出場を狙った立命館守山は2年連続で決勝で近江の壁にはね返された。

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