甲子園出場校一覧。組み合わせ抽選会は8月3日、大会は6日に開幕する。


史上初…春夏通じての初出場校ゼロ 盈進は48年ぶりの出場/49代表校アラカルト


【イラスト】高校野球夏の甲子園出場校マップ
【イラスト】高校野球夏の甲子園出場校マップ

北北海道=旭川大高(3年ぶり10度目)

「旭川大高」最後の夏に3年ぶり聖地切符、秋春地区大会敗退が堅実さ取り戻す土台に

◆旭川大高 1898年(明31)創立の私立校。特別進学コース、スポーツ教育コースなどがあり、生徒数517人。野球部は64年創部で、部員は75人。甲子園は夏9度出場で80年の3回戦進出が最高。主な卒業生は元近鉄の鈴木貴久(故人)、陸上男子400メートルリレーの北京五輪銀メダリスト高平慎士、柔道女子78キロ超級のリオ五輪銅メダリスト山部佳苗。所在地は旭川市永山7条16丁目3の16。山内亮史校長。

10度目の夏切符を手にした旭川大高ナイン(撮影・奥村晶治)
10度目の夏切符を手にした旭川大高ナイン(撮影・奥村晶治)

南北海道=札幌大谷(初出場)

プロ注目札幌大谷・森谷大誠、序盤制球難も周囲の支えと打球直撃で力抜け尻上がり

◆札幌大谷 1906年(明39)、私立北海女学校として創立。48年に中学校を開設し現校名になる。全校生徒数は887人(女子524人)。野球部は男女共学になった09年に創部。現部員は99人。男子サッカー、女子バレーボール、卓球、フェンシング部も全国レベル。主な卒業生は巨人・阿部剣友、里田まい(タレント)。所在地は札幌市東区北16東9。梅津義信校長。

初めての夏の甲子園出場を決め笑顔で記念撮影に応じる札幌大谷ナイン(撮影・佐藤翔太)
初めての夏の甲子園出場を決め笑顔で記念撮影に応じる札幌大谷ナイン(撮影・佐藤翔太)

青森=八戸学院光星(3年ぶり11度目)

八戸学院光星が八戸工大一に競り勝ち3年ぶりV 夏11度は青森山田と並ぶ県勢最多タイ

◆八戸学院光星 八戸学院光星 1956年(昭31)創立の私立校。光星学院から13年4月、現校名に変更。普通科、保育福祉科がある。生徒数は882人。野球部は1959年(昭34)創部。甲子園では11年夏から3季連続準優勝の実績を持つ。部員数は172人。主なOBは巨人坂本、阪神北條、ロッテ田村、ヤクルト武岡。所在地は青森県八戸市湊高台6の14の5。中村良寛校長。

八戸学院光星対八戸工大一 3年ぶり11度目の優勝を飾り、歓喜する八戸学院光星ナイン(撮影・佐藤究)
八戸学院光星対八戸工大一 3年ぶり11度目の優勝を飾り、歓喜する八戸学院光星ナイン(撮影・佐藤究)

秋田=能代松陽(11年ぶり4度目)

能代松陽が11年ぶり4度目甲子園!「最高」11安打6得点をエース三浦凌輔中心に守り切った

◆能代松陽 13年に能代北と能代商が統合して創立。普通科、国際コミュニケーション科、情報ビジネス科がある。野球部は13年創部。甲子園は現校名では春夏通じて初。能代商時代に夏3度出場。過去最高成績は11年夏3回戦進出。主なOBに近藤芳久(元広島、ロッテ)。所在地は秋田県能代市緑町4の7。


岩手=一関学院(12年ぶり7度目)

一関学院12年ぶり夏切符、まとまりなかった「最弱世代」が本音でぶつかり一致団結

◆一関学院 1938年(昭13)に一関夜間中学校として創立の私立校。2001年(平13)に一関商工から現校名。生徒数は358人(女子134人)で普通科の中に特別進学コース、体育コースなどがある。野球部は1947年(昭22)創部で部員数は96人。甲子園は夏7度目の出場、春は2度出場。主なOBは元ヤクルト太田裕哉。所在地は岩手県一関市八幡町5の24。小野寺啓一校長。

優勝を決め、歓喜する一関学院ナイン(撮影・足立雅史)
優勝を決め、歓喜する一関学院ナイン(撮影・足立雅史)

山形=鶴岡東(3年ぶり7度目)

鶴岡東が3年ぶり夏切符 エース小林廉は7回途中2失点、矢部充稀好救援で逃げ切る

◆鶴岡東 1957年(昭32)に鶴岡珠算講習所として開校。2000年(平12)に鶴商学園から現校名の私立校。特進コース、体育コース、普通コースの3つに分かれている。野球部は1968年(昭43)創部で部員数は106人。甲子園は夏7度目の出場。春は2度出場(2020年センバツは中止)。主なOBは元ソフトバンク吉住晴斗。山形県鶴岡市切添町22の30。斎藤哲校長。

優勝の瞬間、歓喜の輪をつくる鶴岡東ナイン(撮影・浦部歩)
優勝の瞬間、歓喜の輪をつくる鶴岡東ナイン(撮影・浦部歩)

宮城=仙台育英(3年ぶり29度目)

仙台育英一戦必勝で頂点 監督の「仙台南の分も勝とう」で燃えた

◆仙台育英 1905年(明38)創立の私立校。生徒数は3996人(女子1883人)で全日制は特別進学コース、外国語コースなどがあり、広域通信制もある。野球部は1930年(昭5)創部で部員数82人。甲子園出場は春14度、夏は29度目。最高成績は89年夏、15年夏の準優勝。主なOBはソフトバンク上林誠知、ロッテ平沢大河ら。仙台市宮城野区宮城野2の4の1。加藤雄彦校長。

聖和学園対仙台育英 3年ぶり29度目の優勝を果たしマウンド上で歓喜する仙台育英の選手たち(撮影・山田愛斗)
聖和学園対仙台育英 3年ぶり29度目の優勝を果たしマウンド上で歓喜する仙台育英の選手たち(撮影・山田愛斗)

福島=聖光学院(3年ぶり17度目)

聖光学院3年ぶり甲子園 昨夏敗れた光南に雪辱 エース佐山未来が10安打3失点完投

◆聖光学院 1962年(昭37)に聖光学院工として創立した私立校。77年から現校名。野球部も62年創部で、甲子園出場は春6度、夏は3年ぶり17度目。主なOBは巨人八百板卓丸、ロッテ佐藤都志也、阪神湯浅京己ら。福島県伊達市六角3。新井秀校長。


茨城=明秀学園日立(初出場)

野球部辞めないでよかった…明秀学園日立V弾の佐藤光成、巨人坂本勇人の言葉で野球熱再び

◆明秀学園日立 1925年(大14)に助川裁縫女学校として開校された私立校。生徒数は933人(女子415人)。96年(平8)に現校名となり、共学化と同時に野球部を創部。部員数は105人(マネジャー3人)。甲子園出場は春2度、夏は初めて。主なOBはDeNA細川成也、巨人増田陸ら。日立市神峰町3-2-26。矢野正彦校長。

土浦日大対明秀学園日立 9回裏明秀学園日立2死二塁、サヨナラとなる2点本塁打を放った佐藤(右から2人目)はチームメートが待つ本塁へ向かう(撮影・滝沢徹郎)
土浦日大対明秀学園日立 9回裏明秀学園日立2死二塁、サヨナラとなる2点本塁打を放った佐藤(右から2人目)はチームメートが待つ本塁へ向かう(撮影・滝沢徹郎)

群馬=樹徳(30年ぶり3度目)

ノーシード樹徳30年ぶり3度目の甲子園切符「選手のときより良い成績を」井達監督男泣き

◆樹徳 1914年(大3)創設の私立校。野球部は1969年(昭44)創部。生徒数は1002人(うち女子435人)。部員数は73人。甲子園出場は夏3度目。井達誠監督(47)はOBで91年と92年、夏の甲子園に選手として出場。主なOBは、元ロッテの戸部浩、元日本ハムの菊地和正ら。桐生市錦町1の1の20。野口秀樹校長。

高崎健康福祉大高崎対樹徳 優勝を決め歓喜する樹徳ナイン(撮影・宮地輝)
高崎健康福祉大高崎対樹徳 優勝を決め歓喜する樹徳ナイン(撮影・宮地輝)

栃木=国学院栃木(37年ぶり2度目)

国学院栃木・盛永智也は投球に満足せず「今度は自分が助けるピッチングを」甲子園1勝誓う

◆国学院栃木 1960年(昭35)創設の私立校。野球部も同年創部。生徒数は1249人(女子505人)。部員数は81人。甲子園出場は夏2度目。春は4度。柄目監督はOBで00年センバツに選手として出場。主なOBは元ロッテ渡辺俊介、ラグビー日本代表の田村優ら。所在地は栃木市平井町608。青木一男校長。

国学院栃木対宇都宮南 優勝し胴上げされる国学院栃木・平井主将(撮影・宮地輝)
国学院栃木対宇都宮南 優勝し胴上げされる国学院栃木・平井主将(撮影・宮地輝)

埼玉=聖望学園(13年ぶり4度目)

聖望学園・岡部大輝4安打完封、目標の浦和学院・宮部に投げ勝ち昨夏のリベンジ果たした

◆聖望学園 1951年(昭26)創設の私立校。野球部は1980年(昭55)創部。生徒数は900人(女子450人)。部員数は86人。甲子園出場は夏4度目、春1度。主なOBは元中日の門倉健、元ヤクルトの小野公誠、元阪神の鳥谷敬ら。飯能市中山292。関純彦校長。

聖望学園対浦和学院 完封勝利で優勝を決めた聖望学園・岡部(中央)はナインと喜びを爆発させる(撮影・垰建太)
聖望学園対浦和学院 完封勝利で優勝を決めた聖望学園・岡部(中央)はナインと喜びを爆発させる(撮影・垰建太)

千葉=市船橋(15年ぶり6度目)

市船橋15年ぶり優勝!木更津総合にリベンジ チームを変えた宮英太朗主将の涙

◆市船橋 1956年(昭31年)に創立の市立校。野球部も同年創部。生徒数は1191人(女子548人)。部員102人。甲子園出場は春2度、夏6度目。海上雄大監督(40)は、同校のOBで、2年夏の甲子園に外野手として出場。主なOBに中日小笠原孝2軍投手コーチ、元巨人林昌範、中日岩崎翔ら。所在地は千葉県船橋市市場4の5の1。津田亘彦校長。

市船橋対木更津総合、9回表市船橋無死、森本哲太は中越えにランニング本塁打を放ちガッツポーズ(撮影・小沢裕)
市船橋対木更津総合、9回表市船橋無死、森本哲太は中越えにランニング本塁打を放ちガッツポーズ(撮影・小沢裕)

東東京=二松学舎大付(2年連続5度目)

二松学舎大付連覇 鹿児島の24回死闘見て「迷惑をかけられる間柄」試合重ねて絆深め

◆二松学舎大付 1948年(昭23)創立の私立校。生徒数703人(女子376人)。野球部は58年創部で部員数は65人。主なOBはカブス鈴木誠也、巨人大江竜聖、秋広優人ら。甲子園出場は春6度、夏は5度目。所在地は千代田区九段南2の1の32。鵜飼敦之校長。

日体大荏原対二松学舎大付 優勝し喜ぶ二松学舎大付の選手たち(撮影・野上伸悟)
日体大荏原対二松学舎大付 優勝し喜ぶ二松学舎大付の選手たち(撮影・野上伸悟)

西東京=日大三(4年ぶり18度目)

日大三4年ぶり夏切符「投打の柱」不在でも「つなぎの打線」徹底で聖地へ

◆日大三 1929年(昭4)創立の私立校。生徒数1136人(女子408人)。野球部も同年創部で、部員数74人。甲子園は春20度、夏は18度目。主なOBは阪神高山俊、広島坂倉将吾、オリックス山崎福也ら。町田市図師町11の2375。樋山克也校長。

日大三対東海大菅生 優勝し喜び合う日大三の選手たち(撮影・野上伸悟)
日大三対東海大菅生 優勝し喜び合う日大三の選手たち(撮影・野上伸悟)

神奈川=横浜(2年連続20度目)

横浜劇的サヨナラV「背番号1」杉山遥希マダックス達成「特徴研究うまくはまりました」

◆横浜 1942年(昭17)創設の私立校。生徒数2142人(女子1115人)。部員数は71人。甲子園出場は夏20度目。春は16度。98年に史上5校目の春夏連覇を達成。村田浩明監督(36)はOBで03年センバツ準優勝、04年甲子園8強。主なOBは元ロッテ愛甲猛、元西武松坂大輔、楽天涌井秀章、パイレーツ筒香嘉智、阪神伊藤将司、ゆずの北川悠仁ら。神奈川県横浜市金沢区能見台通46の1。葛蔵造(かつら・くらぞう)校長。

東海大相模対横浜 サヨナラ勝ちで優勝を果たし歓喜の横浜ナイン(撮影・垰建太)
東海大相模対横浜 サヨナラ勝ちで優勝を果たし歓喜の横浜ナイン(撮影・垰建太)

山梨=山梨学院(3年ぶり10度目)

山梨学院3年ぶり10度目V 17得点で甲府工に大勝 吉田監督「今年はうれし涙を流そうと」

◆山梨学院 1956年(昭31)創立の私立校。普通科に特進コース、進学コースがあり、生徒数は1049人(女子445人)。野球部は57年に創部。部員数は93人。甲子園出場は春4度(20年の交流試合含まず)、夏は10度目。主なOBは元巨人松本哲也ら。所在地は甲府市酒折3の3の1。吉田正校長。


長野=佐久長聖(4年ぶり9度目)

佐久長聖4年ぶり甲子園 不思議感性の広田龍星9回1失点、決戦前夜にグラブを冷蔵庫に…

◆佐久長聖 1964年(昭39)創立の私立校。県内初の中高一貫校。高校では1類、2類に分かれ、生徒数は1016人(女子466人)。野球部は64年創部。部員数は148人。甲子園出場は春1度、夏は9度目。主なOBは陸上の大迫傑、ヤクルト元山飛優ら。所在地は佐久市岩村田951。佐藤康校長。


新潟=日本文理(3大会連続12度目)

日本文理V田中晴也プロ注目剛腕対決制す「ありがとう」「頑張れ」ライバルとかわした言葉

◆日本文理 1984年(昭59)創立の私立校。普通科。生徒数は838人(女子288人)。野球部も同年に創部。部員115人(マネジャー5人)。甲子園出場は春5度、夏は12度目。09年夏に準優勝、14年夏はベスト4。主な野球部OBはヤクルト鈴木裕太ら。所在地は新潟市西区新通1072。田中利夫校長。

健闘をたたえ合い、握手する日本文理・田中(左)と帝京長岡・茨木秀
健闘をたたえ合い、握手する日本文理・田中(左)と帝京長岡・茨木秀

福井=敦賀気比(4大会連続11度目)

敦賀気比V4 上加世田頼希が完投、6年間コンビの渡辺優斗捕手と“最強バッテリー”

◆敦賀気比 1986年(昭61)創立の私立校。生徒数683人(女子331人)。野球部は創立と同時の創部で部員数は96人。甲子園は春は9度、夏は11度目の出場。主なOBはオリックス吉田正尚、広島西川龍馬、西武内海哲也、平沼翔太、元広島東出輝裕ら。敦賀市沓見164の1。古谷清和校長。


石川=星稜(3年ぶり21度目)

星稜・山下智将監督代行3年ぶり聖地導き涙 父智茂さん「よう我慢した。頑張ったな」感謝

◆星稜 1962年(昭37)創立の私立校。生徒数1628人(女子876人)。62年創部。部員数77人。甲子園出場は春15度、夏21度目。夏は準優勝2回。主なOBは元ヤンキース松井秀喜、ヤクルト奥川恭伸、サッカー元日本代表本田圭佑ら。金沢市小坂町南206。鍋谷正二校長。

小松大谷対星稜 9回裏2死二塁、本塁に飛び込む走者をアウトにする星稜・近藤(撮影・柏原誠)
小松大谷対星稜 9回裏2死二塁、本塁に飛び込む走者をアウトにする星稜・近藤(撮影・柏原誠)

富山=高岡商(5大会連続22度目)

高岡商「あと1球」から逆転、5年連続甲子園 序盤6点リードから壮絶打撃戦、氷見を撃破

◆高岡商 1897年(明30)、高岡市立高岡簡易商業学校として創立された県立校。1922年(大11)現校名に。流通ビジネス科、国際ビジネス科、会計ビジネス科、情報ビジネス科をもつ。生徒数は586人(女子357人)。野球部は1923年創部で部員68人。夏は今回が22度目の甲子園で、県内最多。春は5度出場。OBは元横浜進藤達哉、元日本ハム紺田敏正、映画監督の滝田洋二郎ら。高岡市横田286番地。高橋宏幸校長。


静岡=日大三島(33年ぶり2度目)

日大三島・永田監督20度目聖地へ「感動覚え奮い立つ場所」前夜は2時間睡眠で徹底分析

◆日大三島 日大の付属校として1958年(昭33)創立の私立校。94年(平6)の新1年生から男女共学。03年に中学校を開校。普通科が総合進学、アスリートなど4つのコースを持つ。生徒数は1861人(女子868人)。甲子園出場は夏は2度目、春は84年と今春センバツに出場。主な卒業生は競泳の岩崎恭子、ハンマー投げの室伏重信ら。三島市文教町2の31の145。渡辺武一郎校長。

胴上げされる日大三島の永田監督
胴上げされる日大三島の永田監督

愛知=愛工大名電(2年連続14度目)

愛工大名電・有馬伽久「力をもらえた」ピンチは6月急逝のチームメイト思い踏ん張った

◆愛工大名電 1912年(大元)創立の私立校。普通科、科学技術科、情報科学科がある。生徒数1997人(女子683人)。野球部は55年(昭30)創部で部員数57人(うちマネジャー6人)。甲子園出場は夏14度目で、春は9度。優勝は春1回。OBに工藤公康(元ソフトバンク監督)、イチロー(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)ら。名古屋市千種区若水3の2の12。荻原哲哉校長。


岐阜=県岐阜商(2年連続30度目)

県岐阜商・村瀬海斗が劇的サヨナラ弾で夏切符「自分がホームランを打つイメージで打席に」

◆県岐阜商 1904年(明37)創立の県立校。流通ビジネス科、情報処理科、会計システム科、国際コミュニケーション科がある。生徒数は1078人(女子558人)。野球部は1925年創部で部員88人(マネジャー6人)。甲子園出場は春30度で夏30度目。卒業生に元中日監督の高木守道、元中日和田一浩、女子マラソン高橋尚子ら。岐阜市則武新屋敷1816の6。村山義広校長。


三重=三重(2年連続14度目)

三重・上山颯太「甲子園で活躍して恩返し」肩の治療で父が車で大阪へ10往復

◆三重 1961年(昭36)創立の私立校。特進コース、進学コースがある。生徒数1721人(女子841人)。野球部も61年創部。部員数93人(うちマネジャー4人)。甲子園は春13度、夏は14度目。69年春に優勝、14年夏に準優勝。主なOBは歌手の西野カナ、ロッテ加藤匠馬ら。松阪市久保町1232。中谷文弘校長。


滋賀=近江(4大会連続16度目)

近江V、山田陽翔12K1失点完投「重圧は大きかったけど、優勝できてホッとしています」

◆近江 1938年(昭13)創立の私立校。生徒数769人(女子337人)。野球部は57年創部。部員数104人(うちマネジャー14人)。甲子園出場は春6度、夏は16度目。01年夏に準優勝、昨夏4強、今春準優勝。主なOBは阪神植田海、DeNA京山将弥ら。滋賀県彦根市松原町大黒前3511の1。岩谷斉校長。

立命館守山対近江 立命館守山を破り優勝を決めて人さし指を突き上げる山田(中央)を中心に集まる近江ナイン(撮影・白石智彦)
立命館守山対近江 立命館守山を破り優勝を決めて人さし指を突き上げる山田(中央)を中心に集まる近江ナイン(撮影・白石智彦)

京都=京都国際(2年連続2度目)

京都国際・森下瑠大6回1失点&V2ラン「思い切り暴れまくりたい」甲子園の主役に名乗り

◆京都国際 1947年(昭22)に京都朝鮮中として開設。58年に学校法人京都韓国学園に。63年高等部が開校。04年に日本の学校教育法第1条の認可を受ける。日韓両国から中高一貫校として認められ、京都国際中学高等学校となる。全校生徒138人(女子66人)。野球部は99年創部、部員62人。甲子園は夏2度目、春は1度。今春も選出されたが大会前に辞退。京都市東山区今熊野本多山町1。朴慶洙校長。

京都国際対龍谷大平安 龍谷大平安に勝利し、優勝を決めた京都国際・森下(右)はマウンドの歓喜の輪に笑顔で向かう(撮影・上山淳一)
京都国際対龍谷大平安 龍谷大平安に勝利し、優勝を決めた京都国際・森下(右)はマウンドの歓喜の輪に笑顔で向かう(撮影・上山淳一)

大阪=大阪桐蔭(2年連続12度目)

YouTube見られない最強軍団大阪桐蔭「そっちの方がいい」秋春夏3連覇へ初挑戦

◆大阪桐蔭 1983年(昭58)創立の私立校。生徒数は1896人(女子850人)。野球部は88年創部で部員数64人。甲子園出場は春13度、夏12度目。優勝は春4度、夏5度。OBに元中日今中慎二、元阪神岩田稔、元ロッテ西岡剛、巨人中田翔、中日平田良介、根尾昂、楽天浅村栄斗、西武中村剛也、森友哉、阪神藤浪晋太郎、広島正隨優弥、ロッテ藤原恭大、DeNA徳山壮磨、日本ハム柿木蓮、オリックス池田陵真ら。大東市中垣内3の1の1。今田悟校長。

30日、優勝を決め喜びを爆発させる大阪桐蔭ナイン(撮影・白石智彦)
30日、優勝を決め喜びを爆発させる大阪桐蔭ナイン(撮影・白石智彦)

兵庫=社(やしろ=初出場)

社が夏の甲子園初出場、山本巧監督は感無量「整理できない」延長14回タイブレーク制す

◆社(やしろ) 1913年(大2)に小野実科高等女学校として創立の県立校。1948年(昭23)から現校名。生活科学科、体育科、普通科で生徒数は701人(女子378人)。野球部は1949年(昭24)創部で部員数66人。甲子園出場は春1度で夏は初出場。OBに阪神近本光司、楽天辰己涼介ら。加東市木梨1356の1。若浦直樹校長。

社対神戸国際大付属 神戸国際大付属に勝利しマウンドに歓喜の表情で集まる社ナインたち(撮影・加藤哉)
社対神戸国際大付属 神戸国際大付属に勝利しマウンドに歓喜の表情で集まる社ナインたち(撮影・加藤哉)

奈良=天理(5年ぶり29度目)

天理・中村良二監督、体調不良者続出の生駒に決勝に出られなかった3年生の練習試合提案

◆天理 1900年(明33)に天理教校として発足した私立校。1908年に天理中となり、戦後の学制改革で天理となる。生徒数1253人(女子549人)。野球部は1901年創部で部員数77人。甲子園は春26度、夏は29度目。春1度、夏2度全国優勝。OBに元ダイエー門田博光、ロッテ中村奨吾ら。奈良県天理市杣之内町1260。竹森博志校長。

試合を終え、健闘をたたえ合う生駒(左側)と天理の選手たち(共同)
試合を終え、健闘をたたえ合う生駒(左側)と天理の選手たち(共同)

和歌山=智弁和歌山(5大会連続26度目)

智弁和歌山、史上7校目連覇へ合言葉は「優勝旗を返しに行ってまた持って帰ろう」

◆智弁和歌山 1978年(昭53)創立の私立校。普通科。生徒数770人(女子310人)。野球部は79年創部で部員数40人。甲子園出場は夏26度目で、春は14度。優勝は春1回、夏3回。OBに楽天西川遥輝、中日岡田俊哉ら。和歌山市冬野2066の1。宮口祐司校長。



岡山=創志学園(4年ぶり3度目)

創志学園V、4年ぶり3度目夏の甲子園出場「人生の中でも一番いい試合」長沢宏行監督

◆創志学園 1884年(明17)に創設の私立校。98年、女子校から共学に。10年から現校名となり、野球部も創部。生徒数は746人(女子469人)。部員数は66人(女子1人)。甲子園出場は春3度、夏も3度目。主なOBは阪神西純矢、楽天高田萌生、日本ハム難波侑平ら。所在地は岡山市北区下伊福西町7の38。今井康好校長。


鳥取=鳥取商(11年ぶり3度目)

◆鳥取商 1910年(明43)に鳥取県立商業学校として創立。統合、独立を経て57年(昭32)に現校名。生徒数は470人(女子283人)。野球部は52年創部で部員50人(うちマネジャー5人)。甲子園出場は夏3度目、春はなし。主なOBは広島森翔平、漫画家の谷口ジロー。鳥取市湖山町北2の401。高垣知博校長。


広島=盈進(えいしん=48年ぶり3度目)

盈進、尾道下し約半世紀ぶり甲子園切符 経験豊富な“脱サラ”佐藤康彦監督が古豪復活導く

◆盈進 1904年(明37)に男子校の盈進商業実務学校として設立した私立校。62年2月に現校名になった。89年から男女共学化。普通科からなる中高一貫校。生徒数は801人(女子368人)。野球部は1921年(大10)創部で部員77人。夏は今回が3度目の甲子園出場で春はなし。主なOBは阪神江草2軍投手コーチ江草仁貴、元阪急永本裕章。所在地は福山市千田町千田487の4。延和聡校長。

高校野球広島大会決勝 7回表盈進2死一塁、秋田は勝ち越しの右中間越え適時二塁打を放つ(撮影・加藤孝規)
高校野球広島大会決勝 7回表盈進2死一塁、秋田は勝ち越しの右中間越え適時二塁打を放つ(撮影・加藤孝規)

島根=浜田(18年ぶり12度目)

◆浜田 1880年(明13)設置の浜田中学をルーツに、93年(明26)に島根県第二尋常中学校として開校。浜田高等女学校などを経て49年(昭24)から現校名。普通科、理数科がある。生徒数544人(女子276人)。野球部は1901年創部、部員37人(マネジャー5人)。甲子園は春4、夏は12度目。主なOBは元近鉄監督の梨田昌孝、ソフトバンク和田毅ら。浜田市黒川町3749。志波英樹校長。


山口=下関国際(4年ぶり3度目)

下関国際が4年ぶり3度目の夏甲子園、8回に打者一巡猛攻 春に惜敗した宇部工にリベンジ

◆下関国際 1964年(昭39)に、下関電子工業高等学校として開校の私立校。下関高等学校を経て93年に現校名へ。普通科、電子機械科。生徒数は298人(女子52人)。野球部は65年創部で部員72人。甲子園は春2度、夏は今回で3度出場、18年8強。主な卒業生は宮崎敦次(元ロッテ)ら。所在地は下関市大字伊倉字四方山7。上田晃久校長。


徳島=鳴門(3年ぶり14度目)

◆鳴門 1909年(明42)創立の県立校。生徒数は805人(女子442人)。野球部は1911年創部。部員数54人(マネジャー4人)。甲子園出場は春9度、夏は14度目。主なOBは元ヤクルト秦真司、元西武潮崎哲也、ソフトバンク板東湧梧ら。鳴門市撫養町斎田字岩崎135の1。横田恵理子校長。


香川=高松商(3大会連続22度目)

高松商・浅野翔吾が高校通算64発で夏切符「在感のあるバッターに」プロ5球団も熱視線

◆高松商 1900年(明33)に市立校として創立。商業科と情報数理科、英語実務科からなる。生徒数905人(女子549人)。野球部は1909年創部で部員73人(マネジャー7人)。甲子園出場は春27度、夏は22度目。春夏2度ずつ優勝。主なOBは水原茂(元巨人監督)、ロッテ松永昂大、広島末包昇大ら。高松市松島町1の18の54。渡辺浩三校長。

英明に勝利し、3大会連続の夏の甲子園出場を決めた高松商ナイン(撮影・波部俊之介)
英明に勝利し、3大会連続の夏の甲子園出場を決めた高松商ナイン(撮影・波部俊之介)

愛媛=帝京五(初出場)

◆帝京五 帝京大グループに属し1963年(昭38)創立の私立校。普通科、看護科、総合学科がある。生徒数は251人(女子102人)。夏の甲子園での応援を目的に活動する応援部がある。春の甲子園は69、17年の2度出場。主なOBは元近鉄太田暁(現オリックス打撃投手)、楽天塩見貴洋ら。愛媛県大洲市新谷甲233。松満幹生校長。


高知=明徳義塾(3大会連続22度目)

明徳義塾が乱打戦制し3大会連続夏切符、馬淵監督「センバツの分を夏で取り返したい」

◆明徳義塾 1976年(昭51)創立の私立校。生徒数692人(女子165人)。野球部も76年創部。部員数134人。甲子園出場は春20度、夏22度目。02年夏の甲子園優勝。主な出身者はDeNA伊藤光、巨人代木大和、プロゴルファーの松山英樹、横峯さくら。所在地は高知県須崎市浦ノ内下中山160。崎本宏明校長。


福岡=九州国際大付(6年ぶり8度目)

九州国際大付8度目Vで春夏甲子園 2年生池田が完封「香西さんのため」離脱のエース救う

◆九州国際大付 1958年(昭33)に八幡大付として創立の私立校。89年から現校名。普通科のみで生徒数1669人(女子763人)。野球部も58年創部で部員62人。甲子園出場は春は3度、夏は8度目。OBに阪神二保旭、DeNA高城俊人、広島三好匠、日本ハム清水優心、オリックス富山凌雅ら。北九州市八幡東区枝光5の9の1。西元孝幸校長。

筑陽学園対九州国際大付 甲子園出場を決め、歓喜に沸く九州国際大付ナイン(撮影・屋方直哉)
筑陽学園対九州国際大付 甲子園出場を決め、歓喜に沸く九州国際大付ナイン(撮影・屋方直哉)

佐賀=有田工(9年ぶり2度目)

有田工が春夏連続の甲子園出場 7回連打で逆転、日本ハム古川侑利擁した13年以来の夏V

◆有田工 前身は「勉脩学舎」で陶磁器産業技術者を養成。1900年(明33)に佐賀県立工業学校有田分校として創立。48年から現校名。電気科、デザイン科、セラミック科、機械科がある。生徒数は495人(女子141人)。野球部の創部は創立年で、部員39人。甲子園は22年春に1度で夏は2度目。主な卒業生は日本ハム古川侑利、俳優の白竜ら。所在地は佐賀県西松浦郡有田町桑古場乙2902。山崎哲也校長。

神埼清明対有田工 甲子園出場を決め、歓喜沸く有田工ナイン(撮影・屋方直哉)
神埼清明対有田工 甲子園出場を決め、歓喜沸く有田工ナイン(撮影・屋方直哉)

長崎=海星(3年ぶり19度目)

海星が創成館を破り3年ぶり夏の甲子園 森誠太が先制犠飛&2ラン

◆海星 1892年(明25)に男子校として創立された私立校。06年から男女共学。生徒数は799人(女子247人)。野球部は1915年(大4)に創部で部員は79人。甲子園は春5度、夏は19度目。最高成績は76年夏の4強。主なOBには阪神江越大賀、阪神2軍監督の平田勝男、元ヤクルトの酒井圭一らがいる。長崎市東山手町5の3。武川真一郎校長。


大分=明豊(2年連続8度目)

明豊2年連続8度目の甲子園 3回までに11得点 県内公式戦は20年秋から37連勝

◆明豊 1999年(平11)に別府大付と明星の学校法人合併で発足した私立校。生徒数は573人(女子338人)。創部は別府大付時の52年で部員は95人。甲子園出場は春5度、夏は8度目。19年春は4強で、21年春には準優勝。主なOBはソフトバンク今宮健太、ヤクルト浜田太貴、ソフトバンク特別アドバイザー城島健司氏ら。大分県別府市野口原3088。岩武茂代校長。


宮崎=富島(3年ぶり2度目)

富島3年ぶり2度目の夏切符 プロ注目の日高暖己91球完封で「マダックス」達成

◆富島 1916年(大5)農業学校として創立の県立校。48年から現校名。商業科、生活文化科。生徒536人(女子359人)。野球部は48年に創部で部員数50人(マネジャー9人)。甲子園は春1度、夏は2度目。主なOBに三浦浩子(漫画家)高尾宏明(重量挙げ選手)ら。所在地は宮崎県日向市鶴町3の1の43。小川晴彦校長。

宮崎西対富島 力投する富島・日高(撮影・只松憲)
宮崎西対富島 力投する富島・日高(撮影・只松憲)

熊本=九州学院(7年ぶり9度目)

ヤクルト村上弟、九州学院・村上慶太V打で7年ぶり夏切符 兄の「借りを返してやろうと」

◆九州学院 1911年(明44)にキリスト教会によって創設された私立校。普通科のみで生徒数は1028人(女子467人)。野球部は創立と同時に創部で、部員数は70人。甲子園は春6度、夏は9度目の出場。夏の63年、10年の8強が最高。主な卒業生はヤクルト村上宗隆、阪神島田海吏、中日溝脇隼人、元西武高山久、元ソフトバンク吉本亮ら。所在地は熊本市中央区大江5の2の1。阿部英樹校長。

秀岳館を破り夏の甲子園出場を決め歓喜する九州学院の村上慶(左)らナイン(撮影・只松憲)
秀岳館を破り夏の甲子園出場を決め歓喜する九州学院の村上慶(左)らナイン(撮影・只松憲)

鹿児島=鹿児島実(4年ぶり20度目)

鹿児島実4年ぶり全国切符 コロナもノーシードも跳ね返し、昨夏疲労骨折の赤崎智哉完投

◆鹿児島実 1916年(大5)、私立鹿児島実業中学館として創立。48年から現校名。普通科、文理科、総合学科がある。生徒数は1401人(女子600人)。創部は1918年で、部員数は73人(マネジャー4人)。甲子園は春9度出場し96年に優勝。夏は20度目で74、91年の4強が最高。主な卒業生は元巨人定岡正二、元巨人杉内俊哉、元ソフトバンク本多雄一、元阪神横田慎太郎、サッカー元日本代表の遠藤保仁(磐田)ら。鹿児島市五ケ別府町3591の3。渡辺浩二校長。

甲子園出場を決め、歓喜に沸く鹿児島実ナイン(撮影・只松憲)
甲子園出場を決め、歓喜に沸く鹿児島実ナイン(撮影・只松憲)

沖縄=興南(4年ぶり13度目)

興南、全国最速4年ぶり甲子園 本土復帰50周年の節目「全国を引っ張っていきたい」

◆興南 1962年(昭37)に私立興南学園として創立。普通科のみで生徒数は1005人(女子375人)。野球部は62年創部で、部員数は119人(マネジャー1人)。甲子園は春4度、夏は13度目。優勝は春夏ともに10年の1度ずつ。主なOBに宮城大弥(オリックス)大城滉二(オリックス)島袋洋奨(ソフトバンク)仲田幸司(阪神)具志堅用高(ボクシング元世界王者)ら。所在地は沖縄県那覇市古島1の7の1。我喜屋優校長。