秋季高校野球の静岡県大会地区予選が19日に開幕します。夏の甲子園大会はまだ続いていますが、県内では来春センバツ出場を目指す熱戦が早くも始まります。今回は、始動したばかりの新チームから、注目選手を紹介します。

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浜松西・斎藤優成内野手(2年)は今夏の県大会1回戦(対天竜)に「5番遊撃」で出場し、2安打をマーク。しかし、昨秋県4位のチームが、1-2で敗れた。まさかの初戦敗退。斎藤は「ここで負けるとは…。甲子園を狙えると思っていたので、悔しさしかなかったです」と振り返った。

スピードを生かした守備範囲の広さと、勝負強い打撃が持ち味。新チームでは1番打者を務める。「夏の経験を生かし、秋はチームを勢いづけるプレーをして、センバツに行きたい」と意気込む。

今回の西部地区予選初戦で磐田農を退ければ、次戦で父哲男氏が監督を務める湖西と対する可能性がある。公式戦では初の「親子対決」をかなえたい。

◆斎藤優成(さいとう・ひろみち)2006年(平18)1月19日、群馬県生まれ。小学2年時に静岡県へ転居。4年時から野球を始め、湖西市立鷲津中では軟式野球部に所属。高校入学後、1年夏から公式戦出場。160センチ、65キロ。右投げ左打ち。