仙台育英(宮城)が愛工大名電(愛知)に快勝。7年ぶり3度目の4強入りを決めた。過去2度はいずれも決勝に進出している。

1回無死二、三塁から3番森蔵人内野手(3年)の犠飛で先制。2回には2死三塁から9番尾形樹人捕手(2年)が三塁前に絶妙なセーフティーバントを決めるなど2点を追加。3回に2点、5回にも1点を加えた。

守ってはこの試合も継投。先発の斎藤蓉(3年)が5回を1安打無失点の好投。6回からは古川翼(3年)が登板。4回を2失点に抑えた。

初戦の2回戦、鳥取商戦が5人、3回戦の明秀学園日立戦が4人といずれも継投。89年は大越基が全6試合完投、15年は佐藤世那が4試合に完投し準優勝。今回は宮城大会全5試合、甲子園で3試合とすべて継投で4強入りした。

愛工大名電は昨夏の東北学院に続き宮城県勢に敗れ、工藤公康投手以来41年ぶりの4強入りを逃した。