中部地区が開幕し、2年連続の東海大会出場を目指す静岡高が白星発進した。7-0の7回コールドで焼津水産に圧勝した。

静岡高の先頭打者が、あいさつ代わりの猛打賞だ! 知念崇太(そうた)外野手(2年)が新チーム初の公式戦で1番に入り、4打数4安打1打点。コールド勝ちに貢献した。初回、2回、4回に中前打、6回には左前打。単打を重ね、出塁というリードオフマンの役割を果たした。「難しい初戦で結果を出せてよかった」。相手投手の緩い球に、うまく反応。「苦手なタイプだったので、ミート中心の気持ちで打席に臨んだ」と振り返った。

今夏の県大会では7番打者。今大会で1番へ昇格し、スタメンに入った1年生4人の“手本”になる。「緊張した1年生を見て、自分がプレーで引っ張っていこうと思った」と、上級生の自覚を強調。池田新之介監督(45)に「経験を生かし、切り込み隊長としてチームを引っ張ってほしい」と期待されている。

次戦は24日、勝てば地区代表が決まる藤枝西戦。「次も勝ち切って、まずは県大会出場を決めたい」と知念。安打量産で白星を重ねる。【山口昌久】