日本は3位決定戦で韓国と対戦。6-2で快勝し銅メダルを獲得した。この試合の前に行われた決勝は米国が台湾を破って優勝を決めた。

U18W杯で銅メダルを獲得し、笑顔で記念写真に納まる日本の選手たち(撮影・菅敏)
U18W杯で銅メダルを獲得し、笑顔で記念写真に納まる日本の選手たち(撮影・菅敏)

チーム

※7イニング制

【日】生盛、川原


詳細速報

戦評

初回、2番の九州国際大・黒田義信外野手(3年)、3番大阪桐蔭・松尾汐恩捕手(3年)の連打で一、三塁のチャンスを広げ、4番の広陵・内海優太内野手(3年)の中前タイムリーで1点を先制した。

先発の興南・生盛亜勇太(3年)の不安な立ち上がりも、好守で盛り立てた。連続四球で1死二、三塁のピンチを背負ったものの、履正社・光弘帆高遊撃手(3年)が本塁へ好返球してタッチアウト。さらに、大阪桐蔭・伊藤櫂人三塁手(3年)が三遊間の鋭いゴロをダイビングキャッチするスーパープレーで、無失点に封じた。

好守でリズムをつかむと、打線も勢いづいた。無死二塁からバントを失敗したものの、打線がつながり、1死満塁から押し出し四球で1点を追加。さらに、松尾の2点適時打、智弁和歌山・渡部海捕手(3年)の2点適時打と、一挙5点を奪って突き放した。ドラフト上位候補の松尾は3安打2打点の活躍を見せた。

生盛は4回3安打2失点と好投。5回からは2番手として大阪桐蔭・川原嗣貴投手(3年)が救援。3イニングを1安打無失点に封じ、試合を締めくくった。

日本対韓国 日本先発の生盛(撮影・菅敏)
日本対韓国 日本先発の生盛(撮影・菅敏)
日本対韓国 韓国先発のファン・ジュンソ(撮影・菅敏)
日本対韓国 韓国先発のファン・ジュンソ(撮影・菅敏)
日本対韓国 1回表日本1死一、三塁、中前に先制の適時打を放つ内海(撮影・菅敏)
日本対韓国 1回表日本1死一、三塁、中前に先制の適時打を放つ内海(撮影・菅敏)
日本対韓国 2回表日本1死一、三塁、キムの内角のボールを避け、転倒する浅野(撮影・菅敏)
日本対韓国 2回表日本1死一、三塁、キムの内角のボールを避け、転倒する浅野(撮影・菅敏)
日本対韓国 2回表日本1死満塁、左2点適時打を放つ松尾(撮影・菅敏)
日本対韓国 2回表日本1死満塁、左2点適時打を放つ松尾(撮影・菅敏)
日本対韓国 2回表日本1死満塁、左2点適時打を放ち、雄たけびを上げる松尾(撮影・菅敏)
日本対韓国 2回表日本1死満塁、左2点適時打を放ち、雄たけびを上げる松尾(撮影・菅敏)
日本対韓国 2回表日本1死満塁、黒田に押し出しの四球を許すキム(撮影・菅敏)
日本対韓国 2回表日本1死満塁、黒田に押し出しの四球を許すキム(撮影・菅敏)
日本対韓国 2回表日本1死満塁、左2点適時打を放つ渡部(撮影・菅敏)
日本対韓国 2回表日本1死満塁、左2点適時打を放つ渡部(撮影・菅敏)
日本対韓国 2回表日本1死満塁、左2点適時打を放つ渡部(撮影・菅敏)
日本対韓国 2回表日本1死満塁、左2点適時打を放つ渡部(撮影・菅敏)
日本対韓国 2回表日本1死満塁、左2点適時打を放ち、ガッツポーズを見せる渡部(撮影・菅敏)
日本対韓国 2回表日本1死満塁、左2点適時打を放ち、ガッツポーズを見せる渡部(撮影・菅敏)
日本対韓国 2回表日本1死満塁、渡部海の左2点適時打で生還し、ナインに迎えられる黒田(中央)(撮影・菅敏)
日本対韓国 2回表日本1死満塁、渡部海の左2点適時打で生還し、ナインに迎えられる黒田(中央)(撮影・菅敏)
日本対韓国 4回、打球に反応する生盛(撮影・菅敏)
日本対韓国 4回、打球に反応する生盛(撮影・菅敏)
日本対韓国 4回裏韓国1死二塁、キム(左から2人目)に2点本塁打を浴びる生盛(撮影・菅敏)
日本対韓国 4回裏韓国1死二塁、キム(左から2人目)に2点本塁打を浴びる生盛(撮影・菅敏)
日本対韓国 5回、日本2番手の川原(撮影・菅敏)
日本対韓国 5回、日本2番手の川原(撮影・菅敏)
U18W杯3位決定戦で韓国に勝利し、雄たけびを上げる川原(撮影・菅敏)
U18W杯3位決定戦で韓国に勝利し、雄たけびを上げる川原(撮影・菅敏)
U18W杯3位決定戦で韓国に勝利し、笑顔を見せる日本の選手たち(撮影・菅敏)
U18W杯3位決定戦で韓国に勝利し、笑顔を見せる日本の選手たち(撮影・菅敏)
U18W杯で銅メダルを獲得し、笑顔で手にする、左から浅野、山田、松尾(撮影・菅敏)
U18W杯で銅メダルを獲得し、笑顔で手にする、左から浅野、山田、松尾(撮影・菅敏)
U18W杯で最優秀投手賞を獲得し、トロフィーを手に笑顔を見せる川原(撮影・菅敏)
U18W杯で最優秀投手賞を獲得し、トロフィーを手に笑顔を見せる川原(撮影・菅敏)

スタメン

1(左)浅野翔吾(高松商)

2(右)黒田義信(九州国際大付)

3(捕)松尾汐恩(大阪桐蔭)

4(一)内海優太(広陵)

5(指)渡部海(智弁和歌山)

6(遊)光弘帆高(履正社)

7(三)伊藤櫂人(大阪桐蔭)

8(二)藤森康淳(天理)

9(中)海老根優大(大阪桐蔭)

P生盛亜勇太(興南)


高校日本代表メンバー

第30回U18W杯日本代表メンバー表
第30回U18W杯日本代表メンバー表

大会方式

【組み分け】

A組 米国、韓国、オランダ、カナダ、ブラジル、南アフリカ

B組 日本、台湾、メキシコ、オーストラリア、パナマ、イタリア

【レギュレーション】

1試合7イニング制。8回からタイブレークを採用(無死一、二塁から開始)。1次ラウンド(R)はA、B各組6チームで総当たり戦を実施。各組上位3チームがスーパーRに進出する。勝敗が並んだ場合は(1)直接対決(2)得失点率差(3)得自責点率差(4)チーム打率(5)コイントスの順で決定。スーパーRは別組の3チームと対戦。1次Rで対戦した同組勝ち上がりチームとの対戦成績を持ち越し、計5試合分で順位決定。上位2チームが決勝へ、3、4位は3位決定戦に進む。球数制限があり、50~104球なら中1日、105球以上なら中4日の登板間隔を空けなければならない。