夏の甲子園出場の鶴岡東(山形2位)が、同甲子園優勝の仙台育英(宮城2位)に敗れ、19年以来の4強入りはならなかった。

優勝メンバーの好投手を打ち崩せなかった。花巻東(岩手1位)との2回戦は2桁安打で逆転勝ち。だが、この日は最速146キロを誇る直球とキレのあるスライダーを投げ込む湯田統真投手(2年)に10奪三振で2安打完封された。1点を追う6回以降は1人も走者を出せず、6回に2点を追加され、終盤は苦しい展開だった。

秋は東北大会8強で幕を閉じたが高橋快主将(2年)は「甲子園で投げていた投手と対戦できたことはいい収穫になった。球が速い投手に打ち負けないようにしたい。守備でも1つずつ、内容のいいアウトを重ねられるように基礎から見直したい」と、攻守においてさらなる成長を誓った。

同甲子園でベンチ入りし、新チームに残った選手は高橋を含めて4人。佐藤俊監督(51)は「夏のメンバーが少ない中、新チームはよく頑張った。もっとレベルアップしていいチームにしたい」と力を込めた。

センバツ目指し東北大会準々決勝 仙台育英、聖光学院、東北、能代松陽が4強/詳細