大分商(大分2位)のエース右腕、児玉迅(じん)投手(2年)が5回2安打無失点で、6回コールド発進に貢献した。

左打者を多く並べる神村学園(鹿児島1位)に対して「練習した左打者へのインコースを徹底した」という対策が奏功。最速は135キロだが、強打の相手をカーブ、スライダー、チェンジアップ、スプリットも駆使して封じた。

来春のセンバツ切符がかかる準々決勝は、東福岡と対戦する。今年5月の練習試合は2戦2敗。児玉も中継ぎ、先発で登板して強打を抑えられなかった。だが、リベンジのチャンス到来で「練習試合は高めをとらえられたが、次はロースコアになるよう抑えられれば。コントロールを中心に打ち取りたい」と意気込んだ。