智弁和歌山(1位)が長打力で社(兵庫3位)を圧倒し、近畿4強でセンバツ出場に当確ランプをともした。4-0で迎えた4回2死二塁で、4番の中塚遥翔(はると)内野手(2年)が2試合連発の2ラン。さらに5番の浜口凌輔外野手(2年)もソロで続き、2者連続アーチで3点を追加。守っても継投で社の反撃をかわし、7回コールド勝ちにつなげた。

中谷仁監督(43)は「守備の細かいミスだったり、バントを決め切れてない弱さが出ましたが、まだまだ若いチーム。現状で自分たちのできることを全力でやっていく中ではいい結果を取れたのではないかなと思います。この試合の結果を自信にして、大きく伸びていきたいなと思います」と振り返った。

智弁和歌山が出場切符をつかめば、新型コロナウイルス感染拡大で大会が中止となった20年以来となる。