“清原ジュニア”が甲子園の夢舞台に立つ。5年ぶり10度目の出場の慶応(神奈川)清原勝児(かつじ)内野手(1年)は西武、巨人などで通算525本塁打と活躍した清原和博氏(55)の次男。甲子園で名をとどろかせた父と同じく、「4番清原」としてチームの勝利に貢献すると誓った。

◆PL学園・清原の甲子園 エース桑田真澄とともに1年の83年夏から5季連続出場。83、85年夏優勝。出場全試合で4番を打ち、通算26試合で91打数40安打(打率4割4分)、13本塁打、29打点。通算13本塁打は2位の6本(桑田真澄、元木大介、中村奨成)を大きく引き離す最多記録。

◆父子で甲子園出場 今大会では東海大菅生・宮本恭佑投手の父慎也さん(元ヤクルト内野手)がPL学園2年の87年夏に優勝。専大松戸・吉田慶剛捕手の父祐司さんが91年夏の竜ケ崎一で主将(三塁手)など、過去にもいくつか例がある。元ロッテ監督だった山本功児は三田学園で69年春8強、息子の武白志(むさし、九州国際大付-元DeNA)は甲子園3本塁打。71年春の吉沢俊幸(日大三)と10年春の吉沢翔吾(同)、86年夏の奥村伸一(甲西)13年夏の奥村展征(日大山形-現ヤクルト)は父子とも本塁打を放っている。