滝川二(兵庫)は6日、服部大輔氏(36)の次期監督就任を発表した。4月1日付で着任する。

昨年9月に前監督が部員への暴言などで解任され、現在は代行監督が指導している。同校は「ハラスメントの反省を踏まえ、同様の不祥事が二度と起きることがないよう、技量面はもとより、野球を通じて発達段階にある生徒たちの豊かな人間性を育成するという部活動の本旨を最重視した人選」と説明した。

服部氏は平安(現龍谷大平安=京都)の左腕エースとして03年の春、夏に甲子園出場。春はベスト8入り。夏の3回戦では東北(宮城)のダルビッシュ(現パドレス)と2年生エース同士で壮絶な投手戦を演じ、延長11回0-1でサヨナラ負けした。

日大、日立製作所を経て、現在は会社員。今年の滝川二にはドラフト候補の坂井陽翔投手(2年)が在籍。名投手だった新監督の指導も注目される。