慶応は昨夏覇者の仙台育英(宮城)にサヨナラ負けを喫し、初戦突破はならなかった。

西武、巨人、オリックスで通算525本塁打を放った清原和博氏(55)の次男、慶応・清原勝児内野手(2年)は「5番三塁」でスタメン出場。2回無死走者なしの第1打席で仙台育英(宮城)の左腕・仁田陽翔投手(3年)から痛烈な左前安打を放ち左翼手の失策で二塁まで進んだ。

慶応は1点ビハインドの9回に同点に追いつき今大会初のタイブレークに突入。

10回タイブレークでは、勝児内野手が2死満塁で打席に立った。応援歌の「ダッシュKEIO」が甲子園全体に響き渡る中カウント2-1からフルスイングしたが空振り三振に倒れその回慶応は無失点だった。

試合後は「悔しいのひとこと。父の偉大さを痛感した。絶対に夏に帰ってきたい」とリベンジを誓った。

◆清原和博の甲子園デビュー戦 PL学園1年夏の83年1回戦、所沢商戦に4番一塁でスタメン出場し、前田東郎投手の前に3打数無安打(二ゴ、中飛、一ギ、三ゴ)。甲子園初安打は通算3試合目(通算9打席目)だった。

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