センバツ出場の東海大菅生は関東第一に延長タイブレークの末、5-6で敗れた。

今秋ドラフト候補の最速150キロ右腕・日当直喜投手(3年)は10回11安打6失点、四死球2。6球団9人のスカウトが見守る中、序盤から変化球を中心に組み立てたが要所で捉えられた。この日、スカウトのスピードガンでは最速146キロを計測。試合後は「試合には負けたけど、変化球でかわしたりフォアボールが少なかったのが良かった」と振り返った。

無死一、二塁で始まった延長10回のタイブレークは、2死二、三塁まで無得点で踏ん張ったが、次打者に初球のスライダーを痛打され、それが決勝打となった。「配球の面ではアバウトにいってしまったので、夏には凡事徹底して課題をクリアしていければ」と語った。

【日当についてのスカウト評】

▽広島苑田スカウト総括部長 フォームが安定してきていて文句のつけようがない。まだ伸びしろがある。

▽ヤクルト橿渕スカウトグループデスク 変化球が多めだが、コントロール良く投げている。ストレートの強さを持つところに変化球でカウントを取れたりもできる。

▽ソフトバンク宮田関東統括スカウト 体が大きく、変化球も投げられる器用さもあり十分。