常総学院(茨城1位)が明和県央(群馬2位)に快勝し準決勝進出を決めた。

先発の諸星蒼空(そら)投手(3年)が6回2安打無失点で相手打線を封じた。5回までは完全試合ペースで、打者15人に1人も走者を出さずストライク先行でテンポよく投げ込んだ。6回、捕邪飛と三振で2アウト。「もしかしたら(完全試合)いけるかもと思った瞬間だった」と、次打者に中前に初安打を許した。そのまま2連打を浴びたが最後は三ゴロに仕留め、無失点で切り抜けた。7回からは小林芯汰投手(2年)にマウンドを託したが、島田直也監督(53)も「しっかり気持ちが入っていた。力んだ中でもしっかりコースに投げられていた。ちょっとずつ成長しているのかな」とエースをたたえた。

打線も好投に応えた。4回、1死三塁で川上大宝外野手(3年)が右中間への適時三塁打を放ち、先制。そこから4連打、打者一巡し6安打4得点とつながった。6回にも長打2本を含む3安打で3点を奪い、コールドで快勝した。

準決勝は27日、横浜スタジアムで木更津総合(千葉2位)-昌平(埼玉1位)の勝者と戦う予定。諸星は「準決勝勝って、決勝も勝って夏につなげられたら」と意気込みを語った。

常総学院が明和県央に快勝 専大松戸は相洋破り4強 関東大会準々決勝/詳細