「NPO法人 ファイアーレッズメディカルスポーツクラブ」の理事長を務める浦和学院・森士前監督(58)と、元日本ハムの斎藤佑樹氏(34)のトークショーが23日、さいたま市内で行われた。

2人がサプライズで客席の最後部から登場すると、大きな拍手が湧き起こった。観客に笑顔で手を振りながら、壇上へ上がった。

森氏の長男、浦和学院・森大監督(32)が早大野球部で斎藤氏の2学年下でプレーしたことがきっかけで、知り合ったという。

トークショーは「新たな挑戦~継続力・常勝育成論~」がテーマ。壁を乗り越える際の考え方や、野球を通じて学んだこと、文武両道について語り合った。

斎藤氏は、野球を通じて常に前向きな考え方を学んだというエピソードを披露。日本ハム時代の自らのデータ分析や、肘のPRP療法を受けて復帰する際に、野球の楽しさを再確認したという。

約700人が耳を傾け、浦和学院の野球部をはじめ中学生、高校生の姿もあった。森氏は「夢に向かって、いろんな人に出会い、学んで知識を高めて、夢を実現してほしい。少しでもサポートできることが、私たちの喜びです」と呼びかけた。