門司大翔館-育徳館との1死を巡る異例の継続試合が、中3日のインターバルをへて、再開された。

今大会初めての継続試合となった一戦。育徳館は、1点ビハインドの9回裏2死三塁からの攻撃で再開。4番信濃勇太外野手(3年)が打席に立った。

注目の打席は、初球ボール、2球目ストライクだった。3球目ボール、4球目を打ってファーストゴロだった。

試合は当初、7日に行われていた。だが、7回から8回にかけて雨が強まり、9回は視界もさえぎられる土砂降りとなった。グラウンドには水が浮いた。2点ビハインドの育徳館は9回裏2死一塁から1点を返して、なおも2死三塁と同点のチャンスで、37分間の中断を余儀なくされた。そしてあと1死のところで「継続試合」が宣告された。

翌日の8日に仕切り直す予定だったが、九州を襲った大雨の影響もあって、3日連続で雨天順延となっていた。

1点差の9回裏2死三塁からの継続試合。100年を超す高校野球史でも例を見ない、1死を巡る両軍の攻防は5日間に及んだ。