今大会唯一の合同チーム、熱海・浜松湖北高佐久間分校が、磐田南に0-10の6回コールドで敗退した。

主将の日吉智哉三塁手(熱海3年)は「今までやってきたことを全部出せ、悔いはない」と前を向いた。両チームによる夏のタッグは4度目。3年生らは互いに気心の知れた間柄となり、鈴木捷斗右翼手(佐久間3年)らと感謝しあった。

大敗を喫したが、見せ場はつくった。3回まで手も足も出ず、3者凡退の山。しかし4回、相手投手が代わると四球と単打で2人が出塁。5回でも同様に得点チャンスを得て、スタンドの応援団を沸かせた。

和田全弘(まさひろ)監督(31=佐久間)は「選手らが短い期間で準備し、堂々とプレーしてくれた」と評価。1点を取らせたかったと悔やんだが「かけがえのない3年間を共有できたことは彼らの財産」と続け、今後に生かしてほしいと望んだ。

○…紅一点の杉田緑姫(ろびん、熱海)が3年生となった今夏で初めてベンチ入りした。記録員を務めながら選手らを鼓舞。「スタンドからの応援と違って選手らの緊張が伝わり、同じ目線で考えることができた」と振り返った。今度は自身が22日開幕の全国高校女子硬式野球選手権に、連合丹波の一員として出場する。

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