昨夏甲子園8強の九州学院が、夏甲子園22度出場の熊本工に5-3で競り勝ち、2年連続4強を決めた。

エース右腕、直江新(あらた)投手(3年)が気迫の3失点完投で、昨秋熊本大会1回戦で投げ負けた相手にリベンジ。「気持ちで負けないようにした」といい、初回からエンジン全開だった。

1回から最速を2キロ更新した145キロの伸びのある直球を武器にゾーンを突き、要所は決め球のスプリットで翻弄(ほんろう)した。9回も142キロを連発し、10安打されたが、7奪三振。148球に魂を込めて投げきった。今夏先発3戦目。通算23イニング3失点で試合をつくっている。

昨夏甲子園では「球自体は全国で通用すると感じた」と収穫を得た。その一方で、「大会を通じて1人で投げきるスタミナをつけていきたい」と、冬場は走り込みや、ブルペンでの投げ込みを増やしたという。「打倒熊本工」の闘志も糧だった。

準決勝は第1シード文徳戦。今夏ノーシードながら4強入りにも「ベスト4が目標じゃない。勢いに乗って、甲子園に行きたい」と話し、強気で連覇を誓った。【菊川光一】