専大北上が猛打で圧倒し、7年ぶりに8強を決めた。打線が12安打と爆発。水沢第一を5回コールドの10-0で下し、4強入りした16年以来の準々決勝進出となった。

1回無死満塁、坂本賢士朗外野手(3年)が「とにかくつなぐことを意識した」と中前に2点適時打を運んで先制。3回には坂本の2本目となる適時打など5安打で一挙5得点を挙げた。9点リードの5回1死満塁、高橋昇聖外野手(2年)が左越え適時打を放ち、コールド勝ちを決めた。

投げては背番号15の先発・江川優伍投手(3年)が、135キロ前後の直球を主体に5回1安打無失点5奪三振と好投した。「今日はコースに丁寧に投げることができた」。2回には3者連続三振をマークするなどテンポのいい投球で流れをつくった。初戦の久慈戦は延長10回タイブレークの末に辛勝だったが、この日は一転して快勝。「苦しい試合をものにでき、チームにいい流れが来ている」とうなずいた。

22日の準々決勝は盛岡三と対戦する。