滝川二のエース坂井陽翔投手(3年)が満を持して先発し、9回4失点で完投した。

この日の最速148キロの右腕は、4回まで無失点で相手打線をねじ伏せた。後半は浮いてしまったカーブを捉えられるも、焦りを見せることなく9回まで投げきった。打線は1点ずつじっくりと積み重ねた。6回の一死三塁の場面では、2点のリードがありつつも、四球で出塁した一番福田圭佑内野手(3年)が盗塁と相手の失策で三塁まで進むと、2番竹中絆外野手(3年)はスクイズで手堅く得点。服部大輔監督(37)は「めずらしいくらいよう打ったな」と陽気に話したが、見事な采配で勝利へと導いた。

エース坂井は勝利後も浮かない顔をしていた。「後半は球質が落ちてしまった」と自身の投球を振り返る。それでも130球を投げ、疲れはないという。「一番きれいなマウンドを使えるのはうれしい」と先発への希望を話すエースがチームを引っ張り、今後の厳しい戦いも勝ち進むか。