センバツ出場のクラークは延長10回タイブレークの末、白樺学園を7-5で破り、北海道勢10校目の春夏連続の甲子園にあと1勝とした。
7年ぶりの夏甲子園に向け、2年生コンビが躍動した。1番鈴木鳳介(おうすけ)左翼手(2年)が2度、チームに力を与えた。2-3の6回表2死二、三塁で中前に同点適時打。エスコンフィールド北海道で初の延長10回タイブレークには、相手失策で2点勝ち越した後の1死満塁の好機に、中堅を襲う2点適時打を放ち、勝利を決定付けた。「チャンスで凡退することが多かったので、場面を想定した打撃練習を多くやってきた成果が出ました」と、ヒーローが胸を張った。
途中出場の山田陽紫(きよし)右翼手(2年)は、鈴木の適時打の前にいずれも出塁し、ホームを踏んだ。6回表1死無走者は左前安打、同点の延長10回は三塁への強い打球が失策を誘い、2点の勝ち越しに成功した。「延長は『抜けてくれ!』と心の中で叫んで走った」。172球の熱投だったエース新岡歩輝(3年)を援護し、決勝にたどりついた。
今春の甲子園2回戦(対沖縄尚学)で3本ずつ安打を放った鈴木と山田が中心となり、現在は全体練習後も、秋以降の新チームの連携プレーを繰り返し確認する毎日が続く。「3年生と一緒にチームの甲子園初勝利と(佐々木啓司)監督の3元号勝利をしたいですし、次のセンバツにも出場したいので」と鈴木。決勝も力を合わせ、貪欲に勝利をつかみに行く。【中島洋尚】

