昨夏16強で、3年連続の出場となる大分の強豪・明豊と、16年に準優勝の実績を持ち、全国最多40度目の甲子園舞台となる北海(南北海道)がぶつかる。

両チームともに、投手中心の守りがポイントになりそうだ。明豊は大分県大会5試合すべて2失点以内と守備が安定。北海は札幌地区大会、南北海道大会計6試合すべて3失点以内で、失策はわずかに2つと伝統の守備力が際立っている。

明豊のエース右腕中山敬斗投手(3年)は県大会4試合で21回2/3を投げ1失点と安定している。北海は背番号1の右腕岡田彗斗投手(3年)が6試合20回を投げ、わずか1失点に抑えている。そのほか左腕の長内陽大投手(3年)、最速146キロを誇る熊谷陽輝投手(3年)と枚数がそろう。

北海の4番熊谷は、南北海道大会で3試合連続本塁打を放つなど今夏5本塁打と絶好調。投打に活躍が期待される。

九州の強豪か、南北海道の伝統校か。手に汗握る試合展開が予想される。