8回1死から突然強い雨に見舞われた甲子園球場。阪神園芸が出動し、一度神整備を施して復旧目前まで整えるも、再び強い雨に見舞われ退散。中断が長引く中、一塁側アルプス席では、真っ赤な座席整備スタッフが奔走した。

第4試合を控えるおかやま山陽(岡山)の応援メンバーが、濡れた座席を雑巾がけ。チームには“傍(はた)を楽にする”という意味の「はたらく」精神が根付いているという。宍戸蓮内野手(1年)は「相手の気持ちを持って行動しようと、よくコーチたちに言われています」。座席の水滴をふき取り、お客さんに快適な試合観戦を提供した。試合は1時間34分の中断を経て、17時35分に再開した。