土浦日大(茨城)が6点差をひっくり返しての逆転勝ち。春夏通じて初の8強入りを決めた。

土浦日大は7番塚原歩生真(ふうま)捕手(3年)が2安打の活躍。9-6で迎えた8回2死一塁で真ん中低めカーブを中前へはじき返し、この日2本目の安打で好機を拡大。その後、四球で満塁とし、藤本士生(しせい)投手(3年)のダメ押し中前タイムリーをアシストした。

自身にとっても負けられない一戦だった。この日、大雨の影響で東海道新幹線が遅延となり、野球を始めるきっかけにもなった兄直生(ないき)さん(25)は甲子園に駆けつける予定だったが断念。試合前には「家で見ているぞ。頑張れ!」とLINE(ライン)で激励の言葉をもらった。塚原は「栃木の家から応援してくれてたと思う。いい試合を見せられた」。3回表終了時で、6点ビハインドも「想定内。焦ることはなかった」と3回に一挙5点を奪うなど、チーム16安打10得点で打ち勝ち、兄の期待に応えた。

兄直生(ないき)、弟歩生真(ふうま)はスポーツメーカーのナイキとプーマから命名されたという。父誠さんは仕事関係でカナダに単身赴任しているが、九州国際大付(福岡)との2回戦までは甲子園で応援してくれていた。塚原も幼稚園から小学1年までの3年間は海外生活で、「ちょっとくらいですけど英語で会話もできます」と言う。

19日の準々決勝では春の東北王者・八戸学院光星(青森)と激突する。「強豪だけど弱点はあると思う」と負けるつもりはない。同戦には兄直生さんも甲子園に駆けつける予定でいる。