侍のプリンスだ。31日から台湾で行われるU18W杯の日本代表に「慶応のプリンス」丸田湊斗外野手(3年)が選出されることが21日、分かった。今大会打率4割3分8厘の打力と、50メートル走5秒9の快足で慶応の快進撃を支える。日本代表でも攻撃的1番打者として期待されている。メンバーは22日に発表予定。

一方、今大会に出場した左の大砲トリオが選外というサプライズが確実となった。高校通算140本塁打の花巻東(岩手)・佐々木麟太郎内野手、広陵(広島)・真鍋慧(けいた)内野手、九州国際大付(福岡)・佐倉侠史朗(いずれも3年)。各校が初戦を終えた段階で絞られた1次候補には入っていた模様だが、総合的な判断で外れた。佐々木麟はコンディションも考慮された。

代わりの大砲候補には今夏の甲子園で2本塁打した履正社(大阪)・森田大翔内野手(3年)らが選出濃厚だ。メンバーは馬淵史郎監督(67=明徳義塾監督)らが幅広くチェック。今夏の甲子園で活躍した選手を軸に選考を進めてきた。投手は変化球などの特長を重視。野手は走攻守のバランスを高く評価している。

米国やベネズエラと1次リーグ同組に入った日本は9月1日のスペイン戦が初戦。23日に都内で合宿を開始し、大会初優勝への準備を進める。