慶応(神奈川)が107年ぶり2度目の優勝を果たした。史上7校目の連覇を狙った仙台育英(宮城)と対戦。1回表、1番丸田の先頭打者本塁打などで2点を先制。2回にも丸田の適時打で1点を追加。仙台育英に2、3回に1点ずつを返され1点差に迫られた5回、打者一巡の猛攻で5点を奪い突き放した。

   ◇  ◇  ◇

慶応の主な記録

◆最長ブランクV 慶応の優勝は慶応普通部時代の第2回大会(1916年)以来107年ぶり。夏の優勝ブランクでは、過去最長だった2016年作新学院の54年ぶりを大きく上回った。春夏を通じた優勝ブランクでも、91年広陵の65年ぶりを上回った。

◆連覇阻止 仙台育英の連覇を阻止した。決勝で夏連覇を阻止したのは、23年甲陽中(5-2和歌山中)、84年取手二(8-4PL学園)、06年早実(4-3駒大苫小牧=引き分け後の再試合)に次いで4度目。

◆神奈川県勢のV 夏は15年東海大相模以来8度目。夏の8度は都道府県別で1位大阪の14度に次ぎ、愛知、和歌山に並ぶ2位。春夏通算では21年春の東海大相模以来15度目(3位)。

◆春のリベンジ センバツ2回戦で1-2(延長10回タイブレーク)で敗れた仙台育英に雪辱した。春夏連続同一カードは41度目で、リベンジは19年履正社(対星稜)に次ぎ15度目。