開幕4試合で31得点を奪っていた日本の打撃陣が、まさかの1安打完封負け。オランダ投手陣を前に、3人しか出塁できなかった。

唯一の安打は1点を追う5回2死二塁、一、二塁間を抜ける右前打を放った丸田湊斗外野手(3年=慶応)の1本のみ。丸田は初戦スペイン戦以来の安打となったが、右堅手ヘルムの好返球で二塁からの生還を狙った中山がタッチアウト。同点打にはならなかった。

ほかの出塁は、3回に9番橋本航河外野手(3年=仙台育英)が死球、5回に5番中山優月内野手(3年=智弁学園)が選んだストレートの四球だけだった。

初戦のスペイン戦、2戦目のパナマ戦ともに10安打。3戦目の米国戦では7安打、4戦目のベネズエラ戦では11安打を放つも、この日は打線が沈黙した。

◆順位決定 日本、米国、オランダの3カ国が4勝1敗で並んだ。並んだ際に最初の順位決定条件となる「当該国同士の対戦結果」がすべて1勝1敗だったことから、2番目の条件である当該国対戦でのTQB(Team’s Quality Balance、得失点率差)により決定した。TQBは「(総得点÷攻撃イニング数)-(総失点÷守備イニング数)」で算出され、0.027の米国が1位、0.000の日本が2位、マイナス0.011のオランダが3位となった。