桜宮は3位決定戦に回ることになった。近畿大会の最終出場枠をかけて9日に興国と対戦する。

初回に4点奪われたがその裏に1点を返した。だが2~4回の得点圏を生かせず、接戦に持ち込めなかった。

大阪桐蔭には3本塁打など長打を連発された。天候が不順で、フォローに吹いた風がもろに重量打線の打球を押した。北風和樹監督(62)は「“北風”(追い風)が味方してくれませんでした。私学さんと勝負できるときはいつも向かい風なんですけどね。桐蔭さんは強かったです。空中戦だと厳しい。彼らは悪くないが、1つ挙げるとすれば2回のチャンスで1点取れなかったところが痛かったです」と苦笑いした。

試合後には恒例の選手だけのミーティングが続いた。「昔からの伝統です。練習試合のあとにもやります。まず彼らが自分で意見を出し、そのあと僕とすり合わせる。彼らが考えたものに味付けをしていく。選手ミーティングは大事です。よくここまで来てくれたので、ラストチャンス(3位決定戦)を生かして次のステップにいけるようにしたい」と、頼もしそうに選手の輪を見つめた。