大阪桐蔭が履正社を3-2で下し、秋の大阪で5年連続12度目の優勝を決めた。

今夏は大阪決勝で敗れて甲子園出場を断たれたライバル対決。エース右腕の平嶋桂知(かいち)投手(2年)は「とにかく絶対勝つ」とリベンジに燃えた。中盤以降、ピンチを背負う苦しい投球となったが、粘りの投球で7安打2失点で完投。「後半の粘りは出せた」と3点のリードを守り切り、履正社・高木大希投手(2年)との来秋ドラフト候補右腕対決も制した。

バットでも2回に先制で決勝の適時三塁打。投打二刀流の活躍で、「自分が1番をもらって、チームを引っ張っていく気持ちを出してやっている」と胸を張った。今後もライバル対決は続くが、「秋だけじゃなくて、春も夏もずっと戦っていく相手。弱いところは見せられないので、強い気持ちでやっていきます」。大阪王者として21日開幕の近畿大会に臨む。【林亮佑】