第96回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)に出場し2連覇を狙う山梨学院は1日、甲府市内の同高で卒業式と除幕式を行った。

春夏通じ県勢初の優勝を成し遂げた選手たちが、門出の日を迎えた。

前主将の進藤天内野手(3年)は意外にも「涙は出なかったです」と笑顔で話した。続けて「春の甲子園優勝が一番の思い出です。卒業式では3年間グラウンドで丸太走り(丸太を持って走るトレーニング)したりとか、普段の練習風景がよみがえりましたね。あんまり青春はしてないけど、野球で青春できました。大学でもそれ(学生らしい青春)はお預けで、野球第一に頑張っていきます!」と進学先の東京6大学・立大でのさらなる活躍を誓った。

春の風に吹かれる中、卒業生22人がそれぞれの道へ歩き出した。