春夏合わせて5度の甲子園優勝を誇る横浜(神奈川)が1日、横浜市内で卒業式を行った。

昨夏は西武ドラフト3位杉山遥希投手(18)らを擁するも、その後に甲子園で全国優勝した慶応に神奈川大会決勝で惜敗。20年に就任した村田浩明監督(37)にとっては初めて中学時代から成長を見てきた選手たちで「今日は一番つらい日です」。それでも「それぞれの道で頑張ってくれると信じています。それぞれの道を迷わず進んでください。迷わず進んだ先で、絶対にまたどこかで会うことがあると思います。その時には互いに絶対負けないように」と教え子たちにエールを送った。

昨夏にはベンチメンバー外の3年生の姿勢に、OB松坂大輔氏(43)が感銘を受けていたということが伝わってきたという。

「いろんなところでいろんな方が見てるなと思ってます。これからの人生、いろいろな人に会うと思います。人を大事にして、仲間を大事にして、親を大事にして、そういう選手たちが横浜高校を大事にしてくれるのかなと思ってます」

名門のDNAを、羽ばたく教え子たちにつないだ。【金子真仁】